テニスの日とは?

財団法人日本テニス協会
社団法人日本プロテニス協会
社団法人日本テニス事業協会
テニス関連諸団体
テニスプレーヤー代表 (1998年3月4日)

財団法人日本テニス協会、社団法人日本プロテニス協会、社団法人日本テニス事業協会、日本女子テニス連盟は、他のスポーツ団体に先駆けて9月23日「秋分の日」を『テニスの日』と定め、テニスの普及、発展を強力に推進するための諸行事を実施することといたしました。財団法人日本テニス協会傘下団体の都道府県テニス協会、全日本学生テニス連盟、全日本学生庭球同好会連盟、全国高等学校体育連盟テニス部、社団法人全国高等専門学校体育協会テニス部、全国中学校テニス連盟、日本車いすテニス協会、テニスメーカー会、財団法人日本体育施設協会屋外体育施設部会の全面的協力ならびに支援を得、またプロプレーヤーの協力を得ることはいうまでもありません。

「秋分の日」を『テニスの日』と定めるに当たっては、語呂合わせの10月24日(テン・ニス)や10月10日の体育の日、ジャパンオープン最終日、全日本選手権最終日など様々な意見が出されましたが、関係諸団体の代表で構成した制定準備会で十分討議を重ねた結果、まず当日が誰もが楽しめる国民の祝祭日であること、北海道から九州・沖縄まで全国各地で同時に楽しくプレーするために気候的に最適であることなどを考慮に入れて選定いたしました。

テニスは競技スポーツとして長い歴史を持ち、現在、トップ団体の国際テニス連盟(ITF)には196カ国・地域が加盟する国際競技であり、オリンピック実施競技になっています。なおかつ、戦いが激しい競技スポーツでありながら、幼児から高齢者まで男女を問わず様々な人たちが同一の競技施設で一緒に楽しめるという最も安全な「生涯スポーツ」であります。

『テニスの日』を制定することでテニスの楽しさ、おもしろさをさらに多くの人たちに広めて、健康で明るく生き甲斐ある社会造りに寄与したいと願っております。それと同時に世界の競技会で活躍できる選手をを数多く育て、競技を観戦するなかからテニスへの共感を高めていくことも考えなくてはなりません。

テニスを広め、強い選手を育てていくために諸団体の代表が一同に会する『日本テニス振興協議会』を発足いたします。また、「テニスの日」の実施に関する諸行事は「テニスの日実行委員会」を設け、それぞれの地域や地区の事情に合った行事を企画していく予定であります。全国のテニスクラブ経営者が所有する施設の開放をはじめ、地方自治体所有のテニス施設や学校施設の開放をお願いし、各協会に所属、登録している選手、指導者のボランティア参加を求め「一日体験」「一日入門」「テニスと触れ合う遊び」などを実施するほか、選手とファンの交歓会、特に将来プレーヤーを志す子供たちと選手のコミュニケーションの機会を設けながらテニス愛好者の新規創出と育成を図ります。

『テニスの日』を制定することにより、全国のテニス関係者に一層の結束を促すことは、今後のテニス界発展に大きな意義があると考えます。